公認心理師えすえむさん

心理と趣味と思うこと

本当にあった怖い話

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毎度毎度、心理に関係ないことですみません。

ちょうど祖母の家に帰省?しているので、昔話を1つだけ。

 

 

 

私の祖母の家は田舎にある。

タヌキもキツネもイタチもイノシシも出る。

コンビニは遠い。マックはない。

それくらい田舎である。

 

 

時は遡り、私が大学2年生の頃だった。

 

 

私が大好きだった祖父は高校の時に亡くなり、3回忌も終わった、4年過ぎたお盆の事だった。

 

 

家族で夕飯を済ませ、ふと散歩に出掛けた。

 

 

田舎の夜は暗い。

 

 

電柱などない。

 

 

 

懐中電灯が十分とは言えない心許ない光を放っているばかりである。

 

 

私の祖母の家からはぐるっと一周2キロほどの道があり、散歩のコースとしてその道を選んだ。

 

 

夏真っ只中なので、タンクトップの私にはお世辞にも涼しいとは言えない風が緩やかに吹き付けていた。

 

 

車一台通れる凸凹の道を私はカエルの声を聴きながら散歩していた。

 

 

道の脇には腰の高さくらいの名前も知らない草が生い茂っている。

 

 

 

蜘蛛の糸も張っていて、タンクトップの腕に張り付いた。

 

 

5分ほど歩いたところで、中間地点にたどり着いた。

 

 

 

やっぱり暗い。

 

 

ホラー映画も見れない元来怖がりの私は元来た道を戻ることに決めた。

 

 

帰り道は約1キロ。

 

 

都会とは決しては言えない家に住んでいても、祖母の家に来ると急に田舎に来たなという感じがする。

 

 

カエルの声が賑やかだ。

 

 

タンクトップの腕に蜘蛛の糸が張り付いた。

 

 

蛍も昔ほどではないがその光を放っている。

 

 

 

 

 

 

…?

 

 

 

 

…?

 

 

 

 

さっきこの道を通ったよな?

 

 

 

ふと、疑問に思った。

 

 

 

蜘蛛の糸

 

 

 

さっきもなかったっけ?

 

 

 

私には霊感がない。

 

 

 

昔、こんな話を聞いたことがある。

 

 

 

「霊にぶつかった時には、蜘蛛の糸が引っかかるような感覚がある」と。

 

 

 

まさかね…

 

 

 

まさか(`・∀・´)

 

 

 

さっきこの道を通ったじゃないか…!

 

 

 

さっき…

 

 

 

5分前に…

 

 

 

通ったよな?

 

 

 

蜘蛛…

 

 

 

えらく働き者だな…

 

 

 

 

 

 

 

もう少し歩くと

 

 

 

 

また蜘蛛の糸

 

 

 

 

すっ…

 

 

 

そんな訳がない…

 

 

 

幽霊なんているはずもないし

 

 

 

蜘蛛がこんなに活発なわけがない…

 

 

 

ダブルバインド…←

 

 

 

違う…

 

 

 

すっ…

 

 

 

すっ…

 

 

 

すっ…

 

 

 

すっ…

 

 

 

すっ…

すっ…

すっ…

すっ…

すっ…

すっ…

すっ…

 

 

 

 

ダッシュで家に帰った。

 

 

 

 

 

よくよく考えると、今日はお盆だった。

違った意味で汗をかいた私は布団に入り、そう思った。

 

 

 

ご先祖様が帰ってきたのかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

私は本当に霊感はないと思うし、見たこともない。

唯一、体験したほっこりする怖い話です。

 

 

 

 

 

#怖い話

#本当にその当時は怖かった