とあるデリヘルでドライバーになった話3話
『広君、前に車回しておいてくれる?』
角刈りの店長の平さんが言った。
今日は、僕の初出勤の日だった。
女の子を車に乗せて、お客さんが先に入っているホテルの前まで送迎を行う。
学生時代からちょくちょく飲み歩いていた繁華街。
幸か不幸か酒にしか興味がなかった僕はラブホテルの場所(必ずしもラブホテルとは限らない)なんて全く知らなかった。
よくバイト代をおろしていた銀行の目の前
行きつけの居酒屋の真裏
高級ランチバイキングをしているきっちりとしたホテル(語彙力)
色んな所にお客さんはいた。
『広くんだっけ?初めまして!緊張してる?あ、タバコ吸っていい?』
エレナさんは早口で僕に聞いてきた。
エレナさんは25歳(設定上)。僕よりは年下なはずだが、30過ぎのようにも見える。
初対面ということもあり、新人の僕に対して沢山話しかけてくれる優しい女性だ。
『えー、なんでドライバーなんてしようと思ったの?めんどくさくない?そうだ!あの○○って子性格悪いから気を付けたほうがいいよ!』
性格も良い。
ナビに頼りながら、川沿いにずらっと並んでいるホテルの駐車場に着いた。
『じゃあ、90分後によろしくー』
そういって元気よくエレナさんはホテルの中に消えていった。
「お疲れ様です!」
『お疲れー、あーおっさん全然イカなくてしんどかったわー。あ、タバコ吸っていい?』
エレナさんは気遣いも出来て、優しい女性だと思った。
#フィクション
#小説
すぐにご無沙汰してしまう
ご無沙汰しております。
えすえむです。
なんとか一日一日這いつくばるように生きております。
皆様体調はいかがでしょうか?
例年に比べるとかなりインフルエンザにかかる人が減っているとのことですね。
コロナが流行したおかげで?かなり対策を行う人も多いからでしょうか?
アルコール消毒は外からも内からも行いましょうね…
断酒をしていた5日間
月曜日からの5日間断酒をしていた。
特に意味があるかといえば、年末年始に学生時代の同期や先輩後輩元恋人などおよそ80人くらいと会うからだ。
鏡で自分の顔を見ていると都合の良いように自分の脳が加工をしてしまい、どうやら太っていないように認識するようだ(ソースは私、他の方は知りません)
久しぶりに会った人から
「えらい肥えたね」
「大きくなったね」
と褒められているようで悲しくなる言葉をいただくことも多い。
自分の食生活を振り返ってみると、あまり炭水化物も食べないし、甘党ではあったが最近は駄菓子など買うことは3か月に1度程度だろう
やはり酒。そしてつまみ、おかずなのだと思う。
先祖代々のDNAなのだろう、えすえむはどうやら酒が好きなようだ
年末の飲み会に備えて今のうちに貯金をと思い、2週間の断酒を試み、宣言したものの鼻くそ程度のボーナスにイライラしてしまい、昨日は一睡もできなかった(理由はほかにもある)
こういう時はぱーっと飲んでストレス発散だ(おすすめしないストレスコーピング)
今日摂取したカロリーは明日、チンニングマシーンで消費しようと思う。
では、オチも何もないブログでした
思考回路
私の今日
私の今日の思考回路
昼過ぎに起きた
仕事は午後遅めからだ
朝(便宜上の表現)起きるとまずはトイレに行く
大体、尿意で起きる
水分は常に枕元に置いているため軽く口をゆすいでから枕元の水分を補給する
朝(便宜上)ごはんは基本的に食べないがダイエット中()の為昨晩作っておいた蒸野菜の様子を伺った
キャベツ
チンゲン菜
かぼちゃ
鮮やかな色の野菜達は冷蔵庫の中できらきらと光っている
しかし後20分で家を出なければならない
帰宅するのは約9時間後
一応、加熱をしておこうとフライパンに野菜を入れて加熱をした
スウェットからいつも通りのパンツに履き替える
顔を洗い化粧水をつけて寝ぐせを直す
あと5分
昨晩読んでいなかった漫画を読んでいこう
ははっ、おもしれえや
コートを羽織り、マフラーを付ける
マスクを装着、眼鏡をかける
さぁ出かけよう
野菜は焦げていた
さぁ仕事だ
今晩は炒め物にしよう
とあるデリヘルでドライバーになった話2話
皆さんは風俗業界にどのようなイメージを持っているだろうか?
「汚らしい」
「底辺の仕事だろう」
「私には関係ない」
色々あると思う。
僕はそんな風俗の世界にあえて飛び込んだ。
とある商店街の外れ
見た目にも怪しいビルの1階には潰れかけの飲食店が入っている。
そのビルの3階に僕は来ていた。
「風俗業界の経営者は多分ヤのつくような人なんだろうな…」
そんなことを思いながら株式会社Fの扉を開いた。
『君が広君か、へぇー、さぁそこに座ってよ。』
短く刈り込んだ髪はきちっと整えられ、口ひげを蓄えた強面の社長が僕を椅子へ座るように誘う。
面接を2時間ほどしていただろうか。
僕の経歴やなぜ風俗業界に入ろうとしているのかと興味津々に聞いてくる社長。
僕は赤裸々にすべて話した。
社長の話も聞いてみるとどうやら昔、大病を患い、まともに働けず病院生活を送っていたそうだ。
体調もだいぶマシになったので、自分で何か事業を立ち上げたい、ストックコストや廃棄コストが掛からない人件費のみで経営出来るものはないかと考えた結果、「デリヘル」を経営することを決めたらしい。
『僕の為に股を開いてくれる女性達がいるのって凄いことだと思わない?彼女達は色んな過去を持って生きているからお金が欲しい。その為に色んな事を我慢して頑張ってるんだ。彼女達はすごいんだよ。』
色々凄いと思った。
#フィクション
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