臨床心理士 心理学に関する資格
民間資格ではあるものの、日本の心理職を牽引し、心理職の地位向上に貢献してきた最もポピュラーな資格。
・認定機関
公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会
※臨床心理専門職大学院認証評価機関
・ 活動領域
教育
福祉
医療
司法
法務
経営
学術
研究
・養成課程
1種、2種あり
河合塾さんより
https://www.kals.jp/clinical-psy/outline/lst/
・学歴制限
臨床心理学系博士号取得者または医師免許取得者
・試験
あり
受験料:30000円 認定料:50000円
年一回、東京にて
筆記試験および面接試験(受験者1人に対して2人の試験官)
同大学院出身者は情報共有を防ぐため、同時に面接が行われる。
受験者と試験官の学派や専門領域などにより面接の難易度が大幅に変化する可能性あり(聞いた話)
圧迫面接もある(聞いた話)
・臨床実務訓練
必須
・臨床心理士取得者の推移
日本臨床心理士資格認定協会さんより
資格取得者 累計36000人
ここ2014年を境に年々受験者に減少傾向。
http://fjcbcp.or.jp/shitokusha/
・臨床心理士とは
臨床心理士は、心の問題に取り組む“心理専門職”の証となる資格です。
「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。
臨床心理士の近接領域の専門家、たとえば医師や教師がおられますが、これらの専門家は、臨床心理士も含め、「人が人に直接かかわり、そのかかわる人に影響を与える専門家である」といえるでしょう。しかし、それぞれに似て非なる専門性があるのです。
お医者さんの場合、人(医師)は人(患者)にかかわり、病んだ状況をもとの元気な姿に戻すことによって、その専門性を人(患者)にもたらす、病気を治す専門家です。
学校の先生は、人(教師)が人(児童生徒)にかかわり、教育目標である読み書き算数や、人間のあるべき姿(正直で、誠実で、優しく、勇気と正義を尊ぶなど)を、こどもの学ぶ権利として教える義務があります。
臨床心理士は、人(クライエント)にかかわり、人(クライエント)に影響を与える専門家です。しかし、医師や教師と異なることは、あくまでもクライエント自身の固有な、いわばクライエントの数だけある、多種多様な価値観を尊重しつつ、その人の自己実現をお手伝いしようとする専門家なのです。
日本には心の問題に取り組む職種として、心理カウンセラー、サイコセラピスト、心理相談員などの名称で呼ばれる人々がいますが、それぞれに明確な資格があるわけではありません。それに対して「臨床心理士」は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格です。実際には、臨床心理士の資格所有者が、たとえば文部科学省の実施する全国公立中学校や小学校に1996年以降よりスクールカウンセラーとして任用(派遣)され、活躍している(5,000名)のは、その代表例といえましょう。
・臨床心理士に求められる専門行為
①種々の心理テスト等を用いての心理査定技法や面接査定に精通していること。
②一定の水準で臨床心理学的にかかわる面接援助技法を適用して、その的確な対応・処置能力を持っていること。
③地域の心の健康活動にかかわる人的援助システムのコーディネーティングやコンサルテーションにかかわる能力を保持していること。
④自らの援助技法や査定技法を含めた多様な心理臨床実践に関する研究・調査とその発表等についての資質の涵養が要請されること
臨床心理査定・臨床心理面接・臨床心理的地域援助・前述3つに関する調査研究
一次試験は華麗に突破。
二次試験で華麗に不合格。
試験地が東京以外にもあれば、受験しやすいのだが。。。
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